東彼杵役場前での出発式では実行委員会事務局が、「1958年に始まった国民平和大行進は半世紀を越えました。いま、世界は大きく変わりつつあります。オバマ大統領が4月5日チェコのプラハで演説をし、『核兵器を使用したことのある唯一の核保有国として、米国は行動する道義的責任がある』『核兵器のない世界を追求することを明確に宣言する』と述べました。アメリカの国家目標として『核兵器のない世界』宣言したのは、歴史上初めての出来事です。さらに、ロシアなど他の核保有国やNATO加盟国の政府にも、核廃絶を支持する声が広がっています。平和行進・原水禁世界大会の取り組みをはじめ、草の根から垣根を越えた対話、行動を大いに進めやすい情勢が生まれています』と挨拶しました。
続いて大村市長のメッセージ紹介「原水爆禁止2009年世界大会平和大行進にご参加の皆様、大変ご苦労様です。ご参加の各団体の皆様に置かれましては、人類の悲願であります。核兵器のない平和な世界の実現を求め、平和行進を行っておられることに、まずもって深く敬意を表します。広島・長崎に人類史上初めて核爆弾が投下され、64年目を迎える今日においても今なお原爆後遺症の苦しむ多くの方がいらっしゃいます。しかし、残念ながら今なおこの地球上には大量の核兵器が存在します。こうした中、オバマ米国大統領が今年4月に行ったプラハ演説で「米国は、核兵器のない、平和で安全な世界を追求する」と宣言し、核兵器廃絶への機運が新たな高まりを迎えています。
核兵器も戦争もない平和な21世紀を1日でも早く実現するためには私たち一人ひとりの平和を求める強い意志と絶え間ない努力をしていくことが必要であり、皆様のこのような取り組みが今後ますます重要になるものと考えます。
最後に、この平和行進のご成功とみなさまの健康、ご活躍を心からお祈り申し上げます。
大村市長 松本
議長からのメッセージも紹介されました。
9時20分に平戸街道を進みインターチェンジ前交差点を右折、34号線を中心に時々旧長崎街道を利用しながら松原出張所に26分遅れの11時56分に到着しました。隣の神社など日陰を求め三々五々昼食休憩に入りましたが、我々通し行進者を中心に職員の御好意で出張所の図書室をお借りすることができました。
アナウンスカーの調子が昨日から悪くテープが悪いのではと今日は新しいテープで挑戦、さらにカセットデッキも交換するが、いずれも効果なし、結局アンプが悪いのではということで明日は車ごと交換の予定です。
▲午後1回目休憩直前まだ元気でした
2度の休憩を挟んで16時15分ごろ大村市役所に到着しました。
今日特筆すべきは一人で募金を6万円余集めた人がいたことです。今日の合計は80056円、参加者は午前、午後延べ104人でした。
今日の宿舎は戦時中は海軍病院だった国立病院機構長崎医療センターの近くにあります。女将のお母さんは婦人会の一員をして介護活動に動員されていました。長崎から鉄道で大村駅に重篤の被爆者が大量に送られてきて、血の流れている被爆患者を背中におぶってこの病院に運び込んだそうです。女将さんは幼いころで怖くてそれ以上の詳しい話は聞けなかったそうです。スイカを差し入れていただいた前田さんのめいごさんおいごさんはおとうさんの消息を求めて長崎の町をさまよったそうです。被爆地に近い大村市ではこのような話が身近できくことができます。