森 悦子日誌No.36

熊本行進2日目は行進お休み。


みなくるバスに乗って湯の鶴温泉センターに行きました。共同風呂で柔らかい温泉。3人しか入ってなくもったいない。ゆっくりしようと思ったが、二度も入れば十分です。途中でのり巻きやケーキを食べながら売り場の椅子を借り、平和行進のことを話してみました。署名用紙を持ってなきゃ。


次のバスの時間まで待てないから歩きました。青空で川やだいぶ伸びた稲とブロッコリーの木々に思いを寄せて歩きました。


ビジネスホテルに帰って読書です。「杉本家の水俣病50年」「僕が写した愛しい水俣」明日からの行進に役立ったらいいと思います。資料館で感動した文を紹介します。


ある予言の中をゆくような
たとえようもないこの苦しみ
ただただこの身はつねにさびしい
朝もなく昼もないのか このくらやみ
目も見えない 聞こえない
これはもう 生まれない前の海に 戻っているのではないか
一代ではない 二代ではない 生を生きて
ひょっとして 先祖の悪いことが などと考えながら
ふと目をあげれば はるか向こうに
草の花のようなのが 流れてゆく
遠く離れて一輪 たしかに花が漂っている
生まれようとしている生命だろうか
もしかしたら あれは わたしではないだろうか


バスを待っている時、76歳のおばあちゃんが「私も水俣病、左足が右足より3センチ短い、きつく引っ張られて、却下された。5センチだったらいいんですって」。夕食を食べて外に出たら、共産党の仁比聡平議員が水俣病救済法の報告と問題点を訴えている場に出会いました。

2010年2月

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このページは、Maekawaが2009年7月12日 22:16に書いたブログ記事です。

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