きょうの出発は福岡市役所8時30分、九州電力に向けて雨の中を歩きました。九電に前もって要請書を送っており、平和行進途中でその結果を聞こうというものでした。
3人の通し行進者、原水協事務局役員ら8人の要請団で訪問、九電側は龍エネルギー広報グループ長ら3人が応対しました。
要請文の項目部分は
1、原発の危険性を増幅するだけのプルサーマル計画は即時中止してください。
2、既存原発の総点検をおこない、これを公表し、安全が危ぶまれる原発については運転停止を含めた必要な措置をとってください。
3、原発は安全性に問題があり、自然エネルギーの導入に本腰を入れ、原子力エネルギーからは段階的に撤退してください。
というものでした。
これに対し文書回答を求めていたのにそれは無く、口頭で
1、日本はエネルギーも不足しており、また安定供給は使命です。国も安全性を認めており、その基準にそってテストを重ねデータ収集した上で、安全を確認しながら進めます。
2、地熱エネルギーは3倍に増やすような計画がある。
というものでした。
行進は南区役所集会、コジマ電気の休憩を挟み、空自春日基地に向かいました。同基地では内閣総理大臣、防衛大臣への要望書を提出しました。
その項目部分は
1、唯一の被爆国として、核兵器廃絶のための国際条約の締結をめざした国際交渉を開始するイニシアチブを発揮してください。
2、憲法9条、非核三原則を遵守し、世界平和に全力をあげてください。
3、海外の派兵は直ちに撤収してください。
4、自衛隊は違憲・違法な国民監視活動を直ちに中止すること。
というものでした。
春日市ホールでの引き継ぎ集会では、いすテーブルで食事ができるようにセットされ、参加者全員分のカレーライスが用意されていて、おいしくいただきました。
春日市も昨日の大雨で昨夜から非常召集で徹夜状態での市長の挨拶を頂き、その御協力ぶりに頭が下がります。
先頭で横断幕を持って完歩した小学校1年生も舞台で挨拶しました。
ここで福岡市原水協のみなさんとはお別れ、筑朝地区原水協にひきつがれました。行進は大野城市の集会、大宰府を守った土塁にあった東門跡で休憩を経て、古刹、学校跡などの近くを進みながら大宰府市に着きました。
大宰府も大野市同様、非常召集後の市長、職員の歓迎でした。
集会途中から振り出した雨はスタートのころには豪雨になりました。その雨で側溝の溝蓋でクランチング部分からは雨水が噴出して道路が広範囲に川状態になっているところもある中、一路筑紫野市役所へ。到着頃には雨は上がってきました。