< 北九州市 区毎に引継ぎ進む >
北九州市小倉北区と戸畑区の行進です。
9時15分、北九州市役所前で、小倉北区役所の総務課長さん(区長代理)から激励をいただき、行進は戸畑区へ向かいました。
北九州市の行進は、行政区毎に行進実行委員長が替わり、引継ぎをして進みます。小倉北区から戸畑区への引継ぎは、区界を流れる境川に架かる「上中原橋」の歩道でした。幅、2mほどの歩道上に、それぞれ50人ずつが向かい合って行いました。
私は、歩行者も通るので、ハラハラしたが、近くに公園や広場がないのでしょう。地元の人たちは慣れた様子です。短時間でうまく引継ぎました。
昼の戸畑区役所訪問では、会議室で行進団の代表が区長さんとお会いし、平和行政の更なる発展を要請しました。区長さんは、ご婦人です。要請後、「ご婦人の区長さんは全国でも初めてでは」、とお聞きしますと、「他にもおられます」とのことでした。
戸畑区役所の庁舎は、全国でも珍しい造りです。玄関前の道路に面して、階段状の観覧席が、屋上方向にせり上げて造ってありました。
これは、役場の建物の一部が、年に1回、1日だけ開催する「戸畑祇園大山笠競演会」(今年は7月25日)の有料観覧席なのです。
私には、異様な「無駄づかい」の典型に見えました。
午後の行進途中、戸畑駅前で署名活動を50分行いました。宮崎県から通し行進をして来た松浦さんが、オバマさんの仮面を付け、盛んにアピールしました。通行人がよってきて、握手を求めていました。
夕方、宿の近くで太鼓と鐘の音が、いつまでも続きます。コンビニへ行く途中、音の鳴る方向に行ってみました。小学生の男女が、祇園祭りに向けて特訓中でした。1人が1分30秒の交替で、男生は太鼓、女生は鐘です。熱心さに、しばらく観察しました。
小さいときから伝承する祭り文化は、太鼓や鐘の音が体内にしみ込み、遺伝子となり、「無駄づかい」だと批判されても、役場の観覧席が成り立った意味合いを、「なるほど」と思いました。
今日の行進距離は、区間により参加者60~20~40人で11.5km歩きました。
戸畑駅前での署名活動では、105筆と募金1050円いただきました。