6月6日(土)小雨の降る中、51回目の平和行進北海道-東京コース・太平洋側が二戸市で青森県から岩手県に引き継がれました。
6月7日(日)時折霧雨が降り気温12度ほどと寒い中の行進となりました。この日は二戸市~岩手町までの行進でした。
6月8日(月)に平和行進は県庁所在地の盛岡市に入り、市内行進には昨年を上回る150人が参加しました。盛岡市内の行進には盛岡大学と岩手大学の大学生協学生委員会のメンバー15人が手作りのタペストリーを持って参加しました。
岩手県内では、普代村で村長が出発集会に参加して参加者を激励したり、野田村で被爆者があいさつをして行進にも参加したりするなど、共同が広がっています。
盛岡市の岩手県公会堂前での歓迎集会で、原水爆禁止岩手県協議会の渥美健三代表理事は、オバマ大統領のプラハ演説で情勢は大きく変わったと強調し、「平和大行進のゴールが見え始めている。核兵器廃絶の国際的合意に少しでも近づくように、歩いていこう」とのべました。
手作りの横断幕を持って参加した盛岡大学と岩手大学の学生らが「初めて参加したが、平和の活動に興味がわいてきた」「(核兵器廃絶は)人ごとじゃなくて、自分たちで何とかしていきたい」などと参加した思いと決意を一言ずつ話しました。そのなかの一人の男子学生が「血を流す戦いを作り出す核兵器をなくすために、僕たちは血を流さない闘いを広げていきたい!」と話してくれました。いわて労連の鈴木露通議長が連帯のあいさつをしました。
6月9日(火)は盛岡を出発して、矢巾町を経由して紫波町までの行進でした。盛岡市内にある医療生協川久保病院からは今年も多くの若い職員が行進に参加し全体で100人ほどが歩きました。
矢巾町役場と紫波町役場での到着歓迎集会では、それぞれ副町長があいさつをしてくれました。
県内4つの支線コースが合流する幹線コースの行進は、14日に宮城県に引き継がれます。