朝の新聞で「東京高裁、政府上告断念 原爆症認定集団訴訟、いよいよ大詰め!」の記事を読んだ。そして、舛添厚生労動大臣が被爆者・原告と面談をしたという。連日による厚労省前での座り込みを継続してのやっとのことだ。
一宮市役所前の出発集会で、昨日東京に原告として行動した原爆被災者の2人の方の姿があった。
挨拶で、愛知の原告の森敏夫さん「私は、2年前の名古屋地裁の判決で原爆症と認められませんでした。中村てる子さんとともに大変悔しい思いをし、名古屋高裁で勝訴できるよう頑張っています。全国の皆さんが、私たち敗訴した者を含めて原告全員の救済を求めていただいていることに感謝します。名古屋地裁は、私の病気がよく判らないとの理由で原爆症と認めませんでしたが、私の受けた病気については、専門的な研究が最近進んだばかりで被爆してから後、私は長い間、理由の判らない疲労・倦怠感など経験してきました。原爆ブラブラ病です、原爆が健康にどのような影響をあたえるかがすべて判っているわけではないのです。ですから被爆との関係が疑われる病気のすべての被爆者を広く救済していただきたいと思います・・・」と、だいぶ大きい文字で印刷したレポート用紙2枚を手を震わせながら話す。
▲原告の森さん
被災者の中村さんは娘さんと一緒に参加しており「この子供をどうしてくれるのか・・・」と怒りを込め、昨日舛添厚生労動大臣と面談した一人として生の声を話された(麻生総理・鳩山民主党代表はべつだが、舛添さんはお母さんの介護のことを事を自慢げに話す場面を見たことがあり、世襲問題よりも、原爆被災者・核兵器廃絶など、国としてやるべき事が沢山あるのではと思う、それに労働者派遣法の抜本的改善、一部の経営者の方ばかり見ず、ポーズでなく国民の方を見よと叫びたい)。
▲中村さんと娘さん
64年を超えても今なお苦しみ続け、殺され続ける被爆の実相と核兵器の恐ろしさ、政府の対応に新たな怒りを感じ胸が痛み涙ぐみました。
木曽川庁舎でのまとめの集会で、県内通し行進者で地元在住の早川さん「楽しくて仕方がない、来年も歩く...」とうれしい報告。
▲オバマさんより黒く日焼け(オバママスク活躍)