瀬戸市は焼き物の街である、宮川モールに着くなり時間があるので、近くを見て回った。
近くに、川があり橋の欄干には焼き物のタイルが貼られ時代を感じる。またこの地は平和行進の財政の一部になるピースグッズ(核兵器をなくそうのピースウォークの小旗など)がここで作られ、全国で売られ活用されている。地元出身の県内通し行進者、田中詔子さん(めいきん生協)は、行進スタート・休憩時間には、休む時間もなくグッズのお店を出し「今年は、このグッズが人気よ」と行進参加者に宣伝して買ってもらう(まるで笑いを誘う「男はつらいよの寅さんみたい」・・・)。
行進に対する地元の歓迎もいろいろ工夫され、行進の疲れを癒してくれる。河原が道路をはさむ瀬戸市役所では、河原で地元のサークルのメンバーが元気のよい太鼓の演奏で出迎えてくれ、大森東島公園では、ブルーシートを敷き新婦人の小組(7人と子供1人)のみなさんがフラダンスで歓迎(参加者からは『アンコールの声』・・・)。
瀬戸市役所から行進に加わった、平和行進に参加初めての病院に務めるという加藤さん「昨年、何かの行事で平和行進を知り、夫婦でよく旅行はするがこんな行進に参加してみたいと思っていた。今年初めて旦那が務めなので朝の用をすべてやり、地元の知り合いがいないが、思い切って参加しました」と私の隣で歩き話をした。
尾張旭市民会館の昼食後、出発集会で司会者の方に頼み加藤さんにマイクを渡し初めて参加の感想を話して頂いた(少し強引だったのでビックリしたようだったが、その前に一人初めて参加の感想を話した事もあって、感想をとくとくと話してくれた。・・・その後、私に感謝して「うまく話せなかったが話せてよかった。良い友達もできそう、これからも毎年参加したい」と言って頂き、私の強引な行動に安堵し終結場所まで歩いた。
もうひとつ感動することがあった、それは95歳の長沼ヨシエさんが大森東島公園から守山自衛隊前、そして終結場所(守山生涯学習センター)まで行進、最初は行進の先頭だったが一歩二歩と遅れるその横を県内通し行進者の遠藤錦子さんが手を差し添えて一緒に歩く姿があった。
終結集会の終わりに平和歌集を全員で歌い、おばあちゃんも歌集を見て口ずさんでいた、そして参加者全員に「平和のお手玉 おばあちゃんの手仕事」のおみやげをもらい解散。