北海道-東京コースは5月30日、道内最後の地点、函館に到着しました。
この日、平和行進の一行は全国縦断コースの通し行進者・五十嵐成臣さん(65)を先頭に、七飯原水協の人たちとともに七飯町役場前に到着。歓迎集会では、函館市からの参加者を含め約50人が出迎えました。新婦人七飯支部の人たちは、風船とキャンディーを配り、労をねぎらいます。
集会には中宮安一町長が駆けつけ「平和行進52年の運動がオバマ米大統領の核廃絶の演説につながったのだと思います。核兵器廃絶のため、ともに力を合わせましょう」とあいさつしました。
雲が厚みを増すなか、平和行進の一行は七飯町から函館市JR五稜郭駅に到着。新婦人函館支部「子組み班」の母親に手をひかれた子どもたちが五十嵐さんに「九条餅(もち)」を手渡しました。五十嵐さんは大喜びでした。
ガス会社前で、日本海南コース通し行進者の小川基弘さん(57)らと合流。約200人での行進になりました。
宣伝カーから「核兵器廃絶を願う人なら誰でも参加できる行進です。一緒に歩きましょう」と呼びかけると、沿道から手を振る人、「この行進はなんですか」と尋ねる高校生もあり、注目されました。
函館市内で午後6時から北海道での終結集会が開かれました。五十嵐さんは「核兵器の廃絶が現実になりつつあることが実感できるようになった。これから東京まで元気に行進します」。小川さんは「世界に広がる核兵器廃絶、平和の流れをさらに広げるためにがんばりたい」とそれぞれ決意を述べました。道原水協の岩淵尚事務局長が挨拶しました。平和行進は青森へ。