葉山~逗子~鎌倉を100人が行進
今日は、葉山町役場から出発。葉山町の森英二町長が被爆者7人とともに行進の先頭を歩き、「オバマ大統領は、自分が生きているうちに核兵器を廃絶できないかといいましたが、私は、自分の生きているうちに、被爆者の生きているうちに、核兵器廃絶をしようと決意している」とあいさつし、大きな拍手が起こりました。
被爆者の会・葉山支部の井口さんは、葉山町長と葉山町議会議長から平和行進賛同金とペナントを受け取り、「今年90歳になります。生き続けて被爆体験を語りつづけたいと、意地を通しています。みなさんと一緒に元気に歩きます」とあいさつしました。そのほか、葉山実行委員会の阿部さん、ピースリレー実行委員会・葉山エリアコーディネーターの小林さん、全国通し行進者の松本さんがあいさつしました。
逗子に入る
平井逗子市長が、「核兵器廃絶に向けた機運は、増大しています。逗子市は、毎年、中学2年生20人を長崎・広島に派遣し、平和活動を推進しています。核兵器廃絶に向けて、力を合わせて頑張りましょう」とあいさつしました。
原爆被災者の会・逗子支部(つばさの会)の井関さんは、「美しい葉山や逗子をこの湘南の地域を、核兵器で汚させてはならない。私は64年前長崎で被爆し、死傷者の救護にあたりました。その時の悲惨な状態は言葉に尽くせません。核兵器廃絶のために頑張って歩きます」とあいさつしました。
逗子の被爆者の会の7人が行進の先頭にたって歩きました。逗子市役所には「池子の返還は市民の願い、米軍住宅増設反対!」と大きな垂れ幕がかかっており、参加者を激励していました。
鎌倉入り
鎌倉駅を出発し、鶴岡八幡宮だんかづらを100人で行進。
鎌倉市役所で、市長代理の生涯学習部金川部長が鎌倉市長のメッセージを代読。「2010年にむけて、運動を前進させるときです。非核宣言自治体に加盟している鎌倉市は、非核行政をいっそう推進します」と述べました。
鎌倉の被爆者、活田さんの被爆証言は、聞いている者を本当に引き入れるものでした。
平和行進は鎌倉市役所を出発し、市内を回り、大船観音で被爆証言を聞く会を開催しました。松平晃さんのトランペットに続いて、被爆者の会・中村事務局長が報告。「今日、大阪高裁で原爆症認定集団訴訟の判決がありました。私たちが勝利しました。17連勝です。今月28日に、東京高裁の判決が出ます。ここで、国が負けたら政治決着に踏み切ると政府は言っています。原爆裁判の全面勝利を意味します。それをめざして、平和行進を頑張りましょう」とあいさつしました。
つづいて、鎌倉の被爆者で県内を通し行進している塩瀬さんが自らの被爆証言を行いました。その後、大船観音に奉られている3つの原爆の碑について説明を受け、集会を終わりました。