被爆64年、核兵器廃絶2009年平和行進にご参加の皆さん、大変お疲れ様です。
核兵器を廃絶し、戦争のない平和な社会を築くことは、人類普遍の願いであり、その実現に向け、世界各地でさまざまな取り組みが行われています。
神奈川県では、1984年に「神奈川非核兵器宣言」が県議会で議決されたのをはじめ、唯一の核被爆国であるわが国の、国民共通の悲願である「核兵器の廃絶、恒久平和の実現」に向けて、地域から取り組みを進めてまいりました。
しかし、残念ながら、現在なお、この地球上には大量の核兵器が存在します。こうした中、オバマ米国大統領はプラハにおいて、「核兵器のない世界」に関する演説をおこないました。私たちは、こうした動きが国際的な核軍縮の機運を盛り上げていくことを期待しています。
本県としても、引き続き、平和を願う県民の皆様や各自治体と連携し、一日も早く、「核兵器もない、戦争もない、平和な世界」が実現するよう、努力を続けてまいります。
2009年5月12日 神奈川県知事 松沢成文