5月9日、和歌山市の庁舎前において、原水爆禁止国民平和大行進の和歌山・広島コースの出発集会が開かれました。10時から30分、集会参加者は、歌声オールスターズが歌う平和の歌を聴いたり、一緒に歌いながら毎年恒例の平和行進が醸し出す雰囲気を感じていました。
出発集会は和歌山市原水協・神崎代表のあいさつで始まり、来賓として和歌山市民生活部長・富松氏の市長メッセージの代読、県原水協の中谷理事長の主催者代表あいさつがありました。
決意表明として、ピースネット(青年)代表の川野さん、和歌山市民生協の北田さんが平和のとりくみについて訴えを行った後、集会アピールを採択して終了しました。
平和行進は、横断幕を先頭に昨年の雨天とは打って変わり、30度近い炎暑の中をJR駅頭まで約3キロの道のりを「核兵器をなくせ」「憲法9条を守れ」「非核日本を実現しよう」とうったえながら行進しました。
行進参加者は280人(昨年247人)と昨年より増えました。マスコミの取材(『朝日新聞』、『読売新聞』、『わかやま新報』各社)、テレビ局のカメラなど(関西テレビ、テレビ和歌山)、オバマ米大統領のプラハ演説・来年ニューヨークの国連本部で開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けての期待・関心を感じる出発集会・平和行進となりました。
参加者の感想
「たくさんの参加者で意識の高まりは感じられたが、沿道の市民、ドライバーの関心があまり感じられず、参加者だけの高まりにとどまっている感じを受けました。今後、核兵器廃絶の署名の取り組みの必要性を痛感しました」