御殿場国立青年の家を出発する、富士山を背に反対側には広大な土地にアメリカ基地・CAMP FUJI。
青年の家のとなりには、滝ヶ原駐屯地がある。9時20分出発なので、すでに青年の家では30人以上の青年が同じスポーツ服で行進していた、そしてCAMP FUJIゲートでは、私たち行進者に判らない様に写真を撮って監視していた。そこに2機の軍用ヘリが飛んできて基地に降りた。
昨日、宿泊先に向かう途中、東富士演習場にある基地(富士・滝ヶ原・駒門・板妻の各駐屯地)を見学して、平和委員会の方から説明をうける(富士山、お茶とみかんと伊豆の温泉の≪静岡≫が面積比全国第3位の「基地県」で東京の山手線がスポッと入る...)。
富士山を「世界文化遺産」へ登録しようとしているが、イラク戦争などに直結の訓練・陸上自衛隊と米海兵隊が砲弾を使い富士山を標的に撃っている。富士山は8合目以上は何処から見ても綺麗だが、裾野では自然破壊が進み、また富士山には無数の空洞(溶岩トンネル)が存在しているので砲弾訓練が行われれば、被害が重大...と話された。
御殿場市内そして沼津市内を行進して最後は今沢基地だ。昨日のレポートにも書いたが、事前の宣伝と歴史だろうか、行進そのものは70人から80人の参加だが、募金カンパ隊の動きは活発。
市町村からのペナントと賛同金を、今回行けない所は事前に貰ってきており、沿道のすべてに訴える。行進の関係で午前と午後に参加者も入れ代わる。これまで半日で最高1万9千円くらいだったのが、沼津市役所から今沢基地(これが基地?と思う砂浜・上陸作戦に使っており両サイドにフェンスはあるが誰でも入れる。急に深く・流れも速く遊泳禁止だ)までの間、まとめの集会で責任者のカンパの集計発表。「皆さん驚かないでください、4万9千××円」と言うと、少し離れた場所から、事務局の北川さん(県平和委員会、3・1ビキニデー事務局)が『もっと増えています、5万8百4円になっています』と大きな声で話す。
参加者全員「ウォー」の歓声と拍手。明日からの行動に励みになった。