<平和行進マラソン行脚 無事終了>
今日は、原水爆禁止世界大会・広島3日目の閉会総会です。
私は、朝の7時から開かれた、「第22回ヒロシマ平和マラソン大会」へ参加しました。この大会は、広島城をまわるランニングコースを走ります。世界大会のプログラムで紹介されています。種目は、1周(1.6㎞)と2周があります。今年は、17人の参加でした。少し、寂しい気がします。これまで、私が参加したときは、子どもが多かったのですが、今日は1人もいません。聞きますと、広島市の小・中学校は、8月6日が登校日になったのです。
私は、ウォークの種目をつくり、世界大会の参加者が、散歩気分で出てみようと思うような工夫を提案しました。
天守閣を見ながら走る「ヒロシマ平和マラソン」=広島市・広島城
平和マラソンを走ったあと、広島平和記念公園へ歩いて行きました。原爆が落とされた8時15分、正面入り口の噴水前で、広島市平和記念式典に合わせ、黙祷をしました。その黙祷直後に、「第26回広島~長崎反核マラソン」がスタートしました。この反核マラソンは、福岡市職労の青年部の人たちからはじまり、広がり、続いています。約500㎞を3日でつなぎ、8日の夕方、長崎市の平和祈念像へゴールします。私も500メートルほど一緒に走り、見送りました。こちらは、20人ほどが走って行きました。
原爆が落とされた8時15分に黙祷をして長崎へ向かった「広島~長崎反核マラソン」=広島平和祈念公園
世界大会の会場へ入ると、入り口に並ぶ店から「竹田さーん」と、声がしました。振り向くと、愛知県の田中さんと落合さんでした。急いでいたので、「あとで寄りまーす」と応えました。田中さんは、昨年の行進でお世話になった瀬戸市の方です。田中さんは、平和行進に参加しながら休憩時間に「寅さん本店」と他称される、平和グッズの「露天商」をしています。落合さんは、3月のイギリスの平和行進でご一緒しました。機知に富んだ方で、「寅さん本店」の看板娘になったようです。売り物を見ますと、9条グッズや平和グッズが、所狭しと豊富にありました。9条グッズのアイデアは、全国で無限にあるだろうと思います。「収集」される方は、今のうちからこまめに買えば、将来、平和博物館入りするなど、きっと役立ちます。
世界大会・会場の「平和グッズ・愛知店」(右から田中さん、落合さん)
総会の会場では、3月のイギリスの平和行進20㎞(3月23日)で、歩いてコースを先導されたCND副会長のブルース・ケントさんに、同行進でご一緒した神奈川県の伊藤さんと私でお会いしました。再会を喜び合いました。
イギリスのCND副会長のブルース・ケントさん(右)とパチリ(中央が伊藤さん、右が竹田)
ケントさんは壇上で、2010年のNPT(核不拡散条約)再検討会議へ向けた草の根運動の決意表明をされ、英・日の数百万の一般国民が立ち上がり、愚かな核兵器に対してノーと言わなければなりません」と力強く話しました。
今年の世界大会の参加者は、半数が青年だったといわれます。閉会総会の締めくくりは、壇上にあふれた青年たちでした。青年たちは、広島と長崎に落とされた原爆で亡くなった21万人の冥福を祈って、21万羽の鶴を折る運動を全国で展開しました。その成果の披露と、2010年へ向けた運動の決意が述べられると、ヤングパワーと激励の波が一体となり、会場が大きくうねりました。
全国の青年たちが取り組んだ「21万羽の折り鶴運動」を壇上で報告