<旧山陽道を行く>
今日は、福山市役所から尾道市役所までの行進です。
福山市から尾道市へ向かう郊外の行進は、主に旧山陽道を歩きます。新建材による今風の住宅も建っていますが、細い木を縦に並べた格子の旧家屋の家並みが多く残っていました。所どころに道祖神もあります。
クワイ栽培地を行進=福山市山手・旧山陽道
3、40年前ころまでは、旧家屋が主流だったと思います。1958年から歩きはじめた平和行進は、ひたすら同じ道を歩いてきたと思うと、50周年の重みを感じます。旧商店街では、夏祭りも、お盆の大売り出しもなくなり、唯一の行列は、平和行進だけでしょう。そのような中で、バス路線だけは今も旧街道を通っていました。
ここ数日、朝から気温がグングン上がってきました。毎朝の挨拶は、「今日も暑くなりますね」、からはじまります。言っても、涼しくなりませんから、言わないようにしようと思っても、ついつい口に出ます。行進のはじめで、大量の汗が出てしまえば、その後の発汗量が安定します。休憩所での給水は、みなさんが、必死に水を飲んでいます。
飲み終わると、持参の水筒やペットボトルに補給します。昨日と今日は、休憩所に氷水で冷やした「おしぼりタオル」がありました。顔を拭いたり、首の後ろを拭くと、目が覚めるような快適さです。
給水風景、ペットボトルに補水する(左)=福山市山手
私は、氷をもらえる所では、氷を帽子の内側に入れています。帽子の内側の前部に、長目の折り返しの付いたものがあり、その間に氷を入れます。直接、頭の皮膚に氷が触れないから、それほど冷たくありません。おでこに体温調整機能があるそうで、その部分を冷やすようにしています。氷は、30~40分くらい持ちます。
昨日の笠岡市の行進から、JMIU(全日本金属情報機器労組)の横断幕を持ったグループが行進しています。キャンプをしながら広島市まで行きます。今年の参加で、13回目になるそうです。ベテランの方が多く、シュプレヒコールや歌声の指揮と、多彩で賑やかです。
JMIU(全日本金属情報機器労組)の人たちの行進=尾道市
夕方の5時に行進が終わって、尾道市役所前で集会を開きました。その中で、リレー横断幕を福山実行委員会から尾道実行委員会へ引き継ぎをしました。県境で行う、引き継ぎと似たものです。広島県では、地域実行委員会毎に、引き継ぎ式をして進むようです。昨日いただいた現場責任者一覧表には、その日の責任者の氏名、年齢、電話番号、住所が書かれてありました。年齢までも書いてあり、たいへん役立ちます。
今日の行進参加者は、区間により40~70人で17㎞歩きました。なお、尾道市へ入った1部区間は、車での移動がありました。