6月12日に秋田県・三崎公園で引き継がれ山形県入りした「日本海コース」は16日、県境の鼠ヶ関で無事新潟県へと引き継がれました。
今年50周年記念を迎えた国民平和大行進。さまざまな出会いとドラマが今年も待ち受けていました。「日本海コース」には東京・昭島市からの渡邉正郎さんと新潟・新発田市の小田正さんの2人が北海道から通し行進しています。
渡邉さんは家族みんなでつくったというのぼり旗を2本ザックに立て、その出で立ちはまるで戦国時代の武将のようです。「平和行進です。核兵器をなくすために、一緒に歩きましょう」大きな声で呼びかけ続けます。
酒田から田川管内入りした13日には出発直前に大地震があり、緊急放送が流れる中でしたが、閉庁日にも関わらず地元庄内町の副町長、議長、労組執行部がそろって激励にかけつけ、連帯のあいさつをもらいました。
この日の終着点、お隣りの三川町では町長自身が職員と一緒に出迎え、あいさつをいただいた後、みんなで記念撮影もしました。
風にそよぐ青々とした稲穂を見ながら、集落の辻辻を練り歩くように進む田川での平和行進に「町長さんや議長さんの温かい励ましや庄内の風景にほんと最高です」と2人の行進者は話します。
ちょうど北海道からの折り返し地点となる40日目をこの田川で越え、いよいよ東京・寛永寺へ向けた後半の道のりを勢いよく再スタートを切りました。
同じく秋田から14日に引き継がれた「内陸コース」も21日に福島県へとリレーされます。