<合併後の故郷考>
今日は、愛南町の役場訪問と、宇和島市(旧津島町)の行進です。
愛媛県は、国の合併政策で、かってあった70余の市町村が20(11市9町)に激減しました。村はなくなりました。
愛南町は、愛媛県南西部の4町1村が2004年(平成16年)10月に合併し、生まれた町です。旧町村名の自治体名はなくなりました。行進中などで、地元の人の会話を聞いていますと、通過する旧町村名や、その人の住んでいる旧町村名を強調されます。愛着があるのでしょう。故郷を離れた旧町名の出身者が、故郷を振り返ったとき、どんな思いをするのでしょうか。
愛南町役場訪問前に、第40番自在寺を訪ねました。門前の駐車場に「憲法九条を守ろう・愛南九条の会」の看板がありました。ご一緒した地元の方と、記念撮影をしました。住職さんは不在でした。「非核日本宣言の呼びかけ」への賛同署名の件は、後日、地元の方が再訪することにしました。四国のどこへ行っても「9条看板」を、あっちこっちで見かけます。憲法第9条を改悪しようとする動きに反対し、守ろうとする国民の意識が、多数なことがよく分かります。
第40番自在寺駐車場の「憲法九条を守ろう」看板(左から愛南町の増田さん、竹田)
宇和島市津島支所(旧津島町役場)での平和行進は、夕方の6時からでした。6時にした主な理由は、市役所の勤務時間終了が5時半だからです。集合時間が、4時半とか、5時半とかの連絡もあり、早く来ていた人から、「早くやれ!」との声も出ました。6時が近づくと参加者が増えました。本庁の職員が車で駆けつけたからです。6時にした、意味がありました。昨年は、ここの平和行進ができなかったそうです。市職労さんからの募金は、私が受け取り、光栄に思いました。
宇和島市津島支所での平和行進出発集会
宇和島市津島支所での平和行進出発集会で市職労役員さんから(左)から募金を頂く
行進は、津島支所周辺をまわって戻りました。行進が終わっても、参加者の多くは帰らず、実行委事務局と私が宣伝カーに乗って出るのを待っていました。そして、手を振って見送っていただきました。このような光景は、度々ありません。胸が熱くなりました。
合併したあとの旧町村の役場は、本庁となった以外の役場は支所になります、支所になると、職員も激減します。旧役場周辺も寂れます。平和行進も、その地を通らなことが多々あります。今日は、特別の思いを感じました。
今日の参加者は約40人で、1.5㎞歩きました。
愛南町長さんからは、募金、ペナント、「非核日本宣言の呼びかけ」への賛同署名を頂きました。宇和島市職労さんからは、募金と飲み物を頂きました。