元八工・新岡武信さんから届いた北海道―東京コース・青森県三八（さんぱち）地区の平和行進の報告レポートを紹介します。
６月５日、上十三地区からの行進が三八教育会館に到着しました。17時45分から市内行進を行い、市庁前で引継集会を行いました。行進参加者は90人程度、集会は105人で目標としていた100人を超えました。
通し行進者が東京ほくと医療生協理事の森悦子さんだったこともあり、医療生協から大挙30人の参加でした。全労働八戸職安分会も20人近い参加でした。年金者組合、新婦人も10人を超えました。
集会では、苫米地十和田市原水爆禁止の会代表が、上十三地区の行進の様子と午前の行動で基地の街・三沢市の市長と面談したことを報告しました。八戸原水爆禁止の会の内田会長が歓迎のあいさつを行い、通し行進の森さんも元気なあいさつでした。八戸市長・市議会議長のメッセージ、八戸市における平和と原水禁運動の重鎮である近藤三男さんの特別発言があり、最後にみんなで「原爆を許すまじ」をうたいました。
なお、市議会議長のメッセージは初めてですが、議会が「非核平和都市宣言」を採択していることを説明し、核兵器廃絶の前進を訴えるものでした。
その後、三八教育会館に移り、通し行進者の歓迎・交流集会を行いました。森さんは通し行進を決意した訳や体の状況、北海道での行動などを丁寧に語りました。集会でも伴奏したうみねこ合唱団が4曲も歌って下さいました。こちらの参加者は26人でした。
６月６日は、早朝は強い雨が降っていたので心配でしたが、集合のころは弱まりはじめ、歩き始めたらやみました。無事、当初予定の司法センターまで歩くことができました。行進は30人超程度でした。
出発前に、市長と市議会議長から賛助金をいただくことができました。前述の通り、八戸市議会は「非核平和都市宣言」を採択しているのですが、その決議文が市議会前の壁に掲げられてい
ました。森さんが写真を撮りました。
次に、南部町と三戸町を行進しました。参加者は23人でした（車５台で移動しながら）。
南部町では副町長と面談しました。森さんは、核兵器廃絶について訴えつつ、特産品など地域のことを色々質問していました。三戸町では総務課長が応対し、私たちの訴えに共感を示していました。両町とも賛助金の協力をいただきました。
行進団は三戸で解散しましたが、森さんと事務局メンバーが田子町を訪問しました。田子町では町長とお会いすることができました。なかなか商売上手な方のようで、修学旅行で中学生・高校生が訪れ、農業体験で感動していくことや有名な田子ニンニクの食べ方なども語っていました。賛助金もいただきました。
６月７日の日程は、行進を三戸町から岩手県・二戸市につなぐことです。
13時に三戸町役場を出発した行進団は25人で、医療生協、全労働、全司法、青銀労組、新婦人、年金者組合、コープあおもり、平和委員会、生健会、県国公の方々が参加していました。地元の大向町議も、例年の通り、先頭で行進しました。行進は町外れまでで、青岩橋は車で越え、金田一温泉駅前から行進を再開しました。駅前到着が予定より早かったのですが、駅前の岩手行進団から歓迎の拍手をいただきました。
集会では、まず平和行進実行委員会のリレー旗とイギリス平和行進のオルダーマストン連帯旗http://www.antiatom.org/peacemarch/AldermastonFlag1.html（参照 http://www.antiatom.org/peacemarch/cat13/50_2.html)も引き継がれました。労組・団体旗もそれぞれの団体・労組のメンバーから引き継がれました。年金者組合の旗を受け取ったのは、二戸に移住した元青森高教組の組合員でした。
岩手、青森の双方からのあいさつとエール交換の後、通し行進の森さんが涙ぐみながらあいさつしました。三八での三日間の行動がよい思い出になったようです。実は、７日の午前は時間があいたので、蕪島と種差海岸を案内したのです。蕪島にはウミネコの群舞とヒナを守ろうとする鳴き声にびっくりしたようです。大須賀海岸の砂丘も元気に歩き、種差の芝生に感動していました。私
自身も、毎日、朝食のときに指から血液を採取して血糖値を測定している森さんの姿を見て、タフな心に感動しました。
■新岡武信さんのブログ
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■青森県・日本海コースの記事と写真「平和行進が来た」と「平和行進が行く」
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