6月11日 晴れ、12139歩
<愛知から岐阜へ>
どんよりと曇った空から今日は雨かなと感じつつ、7時迎えの来る前にと、10日間連泊の鶴舞旅館の主、おかみさんに心を込めて別れの挨拶をする。"とにかく身体にだけは気をつけてってちょーだゃあ!"懐かしい名古屋弁を胸に受け取る。
愛知県の12日間、本当に多彩だったあれこれが思い出される。江南駅は集会の場が急に変更となり、準備が大変そう!(ご苦労様です)。駅前から少し離れていて、2車線ぎりぎりの細くて車の往来が多くて横断が怖い道だった。
役所への表敬訪問があるというので、県内行進者奥村一平さんとわかやま市民生協竹谷さん、案内役の市議さん、70才になられた高木さんの運転でまわる。江南市役所、大口町役場、扶桑町役場を表敬訪問し、10本のペナント、協賛金(カンパ)、FACE to FACEの激励を受けて背中を押されながらフロイデパーキングへ。ここで美味しいスイカで喉を潤す。
その昔、名古屋の空襲で焼け出され、家族揃って縁故を頼りに疎開し、少しの期間ここの大口村で暮らしたことがあった。扶桑、柏森、ホテイ、名古屋鉄道の駅名が次々に思い出されてくる。当時4歳だった私は電車に乗った事がなかったはずなのに、家族の会話によく出てくるので覚えた駅名だと思うが、駅名が「カタカナ」で鮮明によみがえってくる不思議。
そんなこんな思い出に浸りながら岐阜との引継ぎ地へ行進する。路地のような道を相変わらず"平和行進でーす"と声かけして歩き、犬山城が見え隠れする木曽川の橋を渡る。木曽川の水の美しさと流れの速さに目を奪われつつ各務原市民プール横の引継ぎ集会場へ到着する。
わかやま市民生協のリレー行進者と全国通し行進の二人を代表してお礼の挨拶をさせてもらう。たんたんとお別れを!考えていたが、やっぱり胸に迫るもの多し。共に歩き、語り合い、心通わせたあいちの大勢の仲間たち、サ ヨ ナ ラ。また広島で会いましょう。そして岐阜の皆さん、どうぞよろしく。
昼食のおにぎり二個とCOOPのお茶をいただき、大急ぎで岐阜の集会場(各務原市民公園)へバスで移動する。集会後ちょっとスリムになった行進団で市内を1時間ほど歩いて今日の行進は終わる。通し行進者は、緑あふれる道を、車で郡上市へ移動する。車に乗ると眠るくせが出た私。