<戦争遺跡の掩体壕を見学>
今日は、安芸市の市役所訪問と市内行進です。
安芸市へ行くのは午後のなので、午前の時間を利用して、旧高知海軍航空隊(現高知飛行場)の戦跡見学と、霊場訪問をしました。
現在の高知空港は、旧高知海軍航空隊の飛行場でした。そこでは、「神風特攻隊」(神風特別攻撃隊菊水部隊白菊隊)の飛行訓練をしていました。その訓練機「白菊」を格納した「掩体壕」(えんたいごう)が、現在7ヶ所残っています。
旧高知海軍航空隊の掩体壕=南国市高知空港付近
行って見ますと、高知空港から少し離れた田圃の中に異様な形でありました。太平洋戦争末期には、「零戦」と呼ばれた特攻機もなくなってきて、訓練機の「白菊」も動員されます。「掩体壕」は、市民の保存運動によって、南国市が管理していますが、訓練した搭乗員の規模や、出撃して戦没した特攻隊員数などの説明がありませんでした。
霊場は、第28番大日寺、第29番国分寺、第30番善楽寺、第31番竹林寺、第32番禅師峰寺、第33番雪渓寺の6寺を訪問しました。そのうち2寺で住職さんお会いすることができ、二つの署名をいただきました。一人の住職さんは、昨年広島へ行き原爆資料館を見られたそうです。原爆の被害のひどさを話され、「原爆を使っていけない、戦争をしてはいけない」と言われました。
霊場に来られるお遍路さんを見ていますと、大型バスで巡っている方たちは忙しいようです。納経帳のご朱印は、バス会社の係員がまとめていただいています。中には、バスの運行と納経帳係り員が一緒でないこともあるようです。
ガイドブックには、「観光お遍路さん」もありますと書いていましたが、八十八ヶ所の霊場は信心や遍路スタイルに条件を付けず、門戸を開いています。私の場合は、「平和お遍路」だと思い、ご朱印を頂いています。
今日の平和行進は、小雨模様の夕方でした。参加者には、安芸市の保育士さんたちの参加が多く、賑やかでした。保育士さんたちは、毎年参加する伝統があるそうです。お聞きしますと、すべての子どもたちに、よりよい保育をめざす運動を続けているそうです。現在、保育時間の延長(長時間保育)とからみ、公立保育所を民営化する市の動きがあるそうです。保育士さんたちは、公立保育所による長時間保育を主張しています。
安芸市は、童謡「鯉のぼり」の生まれた地です。保育士さんたちも、郷土の誇りを育んでいるのでしょうか。
童謡「鯉のぼり」の記念塔=安芸市野良時計駐車広場
高知の平日の行進は、夕方5時半集合が多いです。職場の人たちが参加しやすい配慮です。
今日の参加者は40人で、安芸市を2.5㎞歩きました。安芸市訪問では、市長さんからメッセージを頂きました。
安芸市長さんのメッセージを披露する婦人たち=安芸市大杉道の駅広場