<イギリスから出発した平和行進>
今日は行進の予備日です。徳島の行進は、天気にも恵まれ順調に進みした。今日の行進はありません。
そこで、八十八ヶ所の霊場を訪ねることも考えましたが、時間的余裕がなく、またの機会にしました。
今年は、国民平和行進がはじまってから50周年です。イギリスの平和行進も50周年です。日英とも、1958年に平和行進がはじまりました。
全国の行進では、イギリスの平和団体(CND=核軍縮運動)から寄贈された連帯旗をリレーしています。寄贈された連帯旗には、グリーナム(GREENHAM)―オルダーマストン(ALDERMASTON)―ヒロシマ(HIROSHIMA)2008、と書かれています。
連帯旗(原水協でコピーを頒布しています)
グリーナムは、イギリス国民が在英の米軍核兵器基地を撤去させた場所です。現在、公共用地(公園)に開放され、グリーナムコモンと呼ばれています。オルダーマストンは、イギリスの核兵器製造工場や核兵器研究所がある場所です。現在、イギリス国民が粘り強い撤去運動をしています。
連帯旗の贈呈式は、この3月23日、グリーナムコモンの基地撤去勝利記念碑前で行われました。私も贈呈式に参加でき、光栄に思っています。そして、連帯旗を持ってグリーナムコモンからオルダーマストンまで、20㎞の平和行進をしました。
CDNから連帯旗を贈呈される。ケイト・ハドソンCND議長(右)と片山明吉団長=グリーナムコモン、3月23日
イギリス国民が在英米軍核兵器基地を撤去できて、日本国民が在日米軍基地を撤去できないはずがない、と、強い確信を持ちました。
今年の平和行進は、50周年にふさわしい国際連帯に満ちた行進です。
イギリスから出発した平和行進=グリーナムコモン→オルダーマストン20㎞、3月23日
昨年、長崎の平和行進に参加した韓国の人と再会する機会がありました。マラソンが取り持つ縁です。再会を約束した通り、今年3月のソウルマラソン大会で会いました。その人は、ソウル市中区役所の労組の役員です。長崎の行進でもらった虹のピース旗を持ってきており、直ぐ分かりました。大いに再会を喜び合いました。彼は10㎞を走り、私はフル(42.195㎞)を走りました(写真は後日掲載)。
四国八十八ヶ所霊場のうち、徳島県にあるのは23です。今日まで訪ねたのは14です。過半数を超えました。
お遍路さんの姿を見たり、その心を考えたりしますと、平和行進の通し行進と似ているように思います。日常生活から離れた単純行動で、集中できることです。そして、毎日の積み重ねの結果、目的意識が日々高まってきます。
お遍路さんたちは、八十八ヶ所のうち半分を過ぎ、60、70と進んでゆくと、仏様に近づき、エネルギーをもらった気持ちになってくると思います。私の場合は、その町その町の平和行進に参加し、人との出会い、平和行進の歴史を知り、明日へのエネルギーをもらっています。