＜"ゆりかご"と愛称の平和祈念塔＞
今日は阿南市へ行き、市役所を訪問して平和行政の推進を要請し、そのご市街地を行進しました。
阿南市は、２００６年３月に那賀川町と羽ノ浦町を編入し、広域化した阿南市にかわりました。
阿南市は、旧阿南市のときから平和行政に力を入れています。「平和擁護非核都市の宣言」（１９８２年９月）は、徳島県で最も早い時期の採択です。１９８７年には、市役所敷地の池に「平和祈念の塔」（愛称ゆりかご）を建立しました。広島市と長崎市から寄贈された、被爆石も置かれています。池にデザインした平和塔は、初めて見ました。
阿南市役所の「平和祈念の塔」と「阿南市民平和祈念碑」
１９９５年の被爆５０周年の時には、「阿南市民平和祈念碑」を建てました。そして今年の２月、平和市長会議に加盟しました。現在、県下の平和市長会議加盟は阿南と三好の２市だけです。
市庁舎の応接室に案内されますと、市長さんと議長さんは東京へ出張中とのことで、総務部長さんと副議長さんにお会いしました。和やかな話し合いのなかで、ペナントを頂き、記念撮影をしました。ありがとうございます。
阿南市長さんと議長さんからペナントを頂く＝左から副議長さん、竹田、総務部長さん
行進は、市役所玄関で記念撮影をしてから出発し、市街地を周り、市役所に戻りました。合併前は、旧那賀川町と旧羽ノ浦町の方も行進したそうです。そのときは、阿南市役所で昼食をとり、向かったそうです。当時の思いで話しも出て、懐かしがっている人もありました。
阿南市役所玄関で記念撮影する平和行進団
今日の地元新聞を見ますと、昨日、県が決定した「小松島港への米艦艇寄港」の経緯を伝える報道はなく、米海軍のコメント「乗組員は社会貢献活動やスポーツイベントへの活動参加のほか、地域の歴史や文化を学べる特別な機会となる徳島への寄港を楽しみにしている」と、掲載するだけでした。ボランティア活動か、観光旅行のようです。
昨日の寄港決定は、昨日の夕刊に掲載しただけです。この取り扱いを見て、県の寄港決定を重要事項とみず、入港後の米兵の動きの方を重点にみていると思いました。おそらく米兵の動きの方は、写真つきで大きく報道するでしょう。
それでは、「日米友好」の表面だけが強調されてしまい、米海軍が横須賀を母港にしている本質や、原子力空母の配備や座間基地に米陸軍第１軍団の司令部を置こうとする、在日米軍基地再編強化の意図など、カモフラージュされてしまうと心配します。
アメリカのイラク攻撃では、横須賀所属の艦船から、第１撃のトマホークを発射しました。その事実をみても、横須賀の第７艦隊は日本を守るのではなく、米国がアジア、太平洋、アフリカの東海岸までもにらんで出撃する艦隊です。その艦船が徳島県に来るのです。
今日の参加者は２６人で、３．５㎞歩きました。阿南市の市長さんと議長さんから、ペナントと募金を頂きました。
