<第13番大日寺~17番井戸寺を訪問>
今日は、行進が直接ない日です。
徳島県原水協事務局長の神野夫妻と霊場を訪問し、住職さんに署名をお願いすることになりました。
訪問した霊場は、第13番大日寺、第14番常楽寺、第15番国分寺、第16番観音寺、第17番井戸寺です。各寺とも、住職さんは不在でした。納経所の方に署名の主旨を話し、住職さんへ伝えて頂くようお願いしました。
四国八十八所第13番大日寺
その後で、12日の日誌に書いた鳴門市ドイツ館を見学しました。見学した第一印象は、鳴門市にあった坂東俘虜収容所のドイツ人との交流・友好の経緯を世界史的にとらえ、大規模に紹介していることに驚きました。ドイツの人たちが見学したなら、大いに感激するだろうと思います。日本を紹介する、これほど意味ある施設が、海外にあるでしょうか。
鳴門市ドイツ館敷地に移築さた俘虜収容所
なお、第一次世界大戦時は、日本も批准した、俘虜の措置を規定する「ハーグ条約」に基づき、ドイツ人俘虜やロシア人俘虜の人権を尊重し、対応したこともあります。規定は、生活費など日本兵と同じあつかいをすることです。
しかし、第二次大戦になると「ハーグ条約」をさらに発展させた人権を強調する「ジュネーブ条約」を、日本は批准しませんでした。
そして日本は、宣戦布告もせず、太平洋戦争の仕掛けを「事変」と称し、「戦争」ではなく「事変」だから俘虜は存在しないとみなし、俘虜や民間人を虐殺しながら侵略戦争を限りなく広げました。その兵隊に私の父もかり出され、死にました。
日本が起こした太平洋戦争で、日本人が310万人、アジア・太平洋地域の人が2千万人死にました。
日本国民の人権すら認めなかった軍国主義は、俘虜の人権などありえません。日本軍は、日本人に「俘虜になるなら自害せよ」と命令したほど、人間性の否定を如実に物語っています。その反省の上にたってつくられた憲法9条の重みは、いくら強調しても強調しきれません。
次は食事の話しです。食事の出ない宿なので、近所の食堂を利用しています。その店が、安くて美味しいのです。朝食は7時からで、定食Aが420円、Bが370円、Cが320円です。汁ものは、うどんにするか味噌汁にするかを選びます。Cでも十分なボリュームです。その他一品料理が100円で、いろいろ追加できます。昼・夜は定食がなく、自分でセットします。夕方は、学生でにぎわっています。
定食A:420円