平和大行進和歌山―広島コースは10日、和歌山市を出発。雨の中250人が参加しました。
和歌山市役所ロビーの出発集会で原水爆禁止和歌山県協議会の中谷吉治理事長は、包括的核実験禁止条約を拒否する米国をきびしく批判する一方、広島大会に国連代表が初めて正式参加するなど核兵器廃絶の運動が広がっていることを強調し「草の根から運動を広げよう」と訴えました。
広島大会へのバスツアーを準備する青年実行委員会の川野友恵さん(24)は「大学のとき長崎に住んでいたので原爆は身近に感じました。私たちは被爆者の話を直接聞ける最後の世代と言われています。なにかできないかと思い、世界大会に一人でも多くの人をと計画しました。どんどん声をかけてください」とよびかけました。
行進初参加の中西和音さん(17)は「学校で『戦争のつくりかた』を借りて読み、平和について考えたいと今日の行進に参加しました。絵本ですが、みんなに読んでほしい」と話しました。
(『しんぶん赤旗』より)